ワンネスカウンセラー瑞羽
【お客様の声】
ヒプノセラピー
すでに「赦している」
自分をほめてあげたいと思います
Mさん60代女性
最初に丁寧に自分の幼少期からの
生い立ちを聞いてくださいました。
その段階ですでにざわざわとした感じがあり、
「今日はこれと向き合うんだ」とちょっと緊張がありました。
テーマは「父に対する恐怖に感じる気持ちを癒す」。
実際にセラピーの最中にみた景色は、
私が小学低学年のころの、
昭和に住んでいた木造の古い屋敷の土間で、
父が私の教科書をびりびりに破きながら
「こっちにこい!!」
と顔を真っ赤にして怒鳴り散らし、
今にも、わたしに暴力をふるいそうになっているシーン。
そこに子供の私、父、わたしをかばおうとする祖母、
父に対して、半ばあきらめているような母。
そこに、大人になった今の私がはいり、
子供のワタシ、父、母になったらどうか?
というのを繰り返し、
だんだんと自分の気持ち、
父の気持ちに向き合っていく・・・・。
気が付いたのは、
父も「自分をわかってほしかった」何かがある、
ということと、
それを今のワタシは理解しているということ。
父は、娘のワタシを愛していたし、
だからこそ、
愛情をもって接することができない父は不器用で、
苦しんでいたのだろう、ということに気が付きました。
そして、もっと母にかばってほしかったんだ、
ということも。
そして、そのような不器用な父と、
夫婦として私以上に向き合ってきた母にも
想像以上の苦労があった、と。
このセッションの前から、
経済的事情によって実家を手放す、ということが起き、
長らく目をつぶってきた家や家族の関係が、
この課題に向き合うように
用意されたようにしか思えなかった。
とても丁寧に、呼びかけていただき、
自分のなかの普段は話すことがないような会話が
自然にでてきたことに驚きました。
最後は、子供の私が、小さくなった父の前にいて、
「怖い」という気持ちは、
ほとんどなくなっているように思いました。
考えたら、すでに父は、80を超えている高齢ですし、
これから話すことがどれくらいあるのかわかりませんが、
これからは、
小さくなった父をむしろ愛しく思えるかもしれないな、
と思いました。
すでに「赦している」自分をほめてあげたいと思います。